2009年のウイスキー事情予測

2009年のウイスキーについてオールアバウト「ウイスキー&バー」ガイドの達磨信氏が次のように語っています。読んでみて、なるほどと思ってしまったので引用させて頂きます。

シングルモルトは騒がれるほど数字は伸びていない。ウイスキー全体の数字は伸びなくても、ブレンデッドの数字をもっと食ってもいいはずなのだが、 勢いを感じさせるほどではない。これから数字が伸びるとしたら、スタンダードなブレンデッドの復活に期待するしかないのでは、と読んでいる。どうもマニアをつくりすぎてしまったのではなかろうか。知識があることが その酒を愛することことにはつながらない。酒の席で知識をひけらかす人が多くなった。ひけらかす人間を前にして他者はこころを閉ざす。

結局、いまのウイスキーの敵は、ウイスキーをよく知っている、ウイスキーを愛している、と勘違いしているマニアではなかろうか。酒場で格好いい人。自分の愛する酒をほんとうにおいしそうに飲みながら、世間話に興じてリラックスできる人。酒を飲んで、酒を語らない人。語らなくても、飲んでいる酒を見ればその人がわかる。ちゃんと自分を主張している。

わたしの予測だが、シングルモルトは今後、淘汰されていくのではなかろうか。 売れ筋、飲まれる銘柄が決まってしまうのでは。その他はいまのように話題 にされることはないだろう。今年はその予兆の年になる気がする。 ワインブームは去った。やかましく、わかったふうの人間であふれたが、ただワインは一般家庭に定着させることができた。酒の性格は異なるにして もウイスキーもなんらかの形で定着させなければならない。

( ■All About ガイド メールマガジン【ウイスキー&バー】■Vol.75 2009.01.28より)

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