ウイスキー基礎

■ウイスキーとは

■「麦芽(モルト)・水→仕込み・発酵→蒸溜→樽熟成」という製造過程を経て作られたお酒である。

麦を発芽させ、その麦芽に含まれる酵素を利用してデンプンを糖化させる。これを濾過して麦汁(ばくじゅう)を得、これを酵母によって発酵させると、アルコール度数7~8%の「ウォッシュ」(Wash) と呼ばれる液体となる。これを単式蒸留器で蒸留する。
一般に、複数回の蒸留を終えた際のアルコール度数は60~70%で、色は無色透明である(これをニューポットと呼ぶ)。蒸留液は木製の樽(cask)に詰められ、数年以上熟成(エイジング)させることによって豊かな風味と色を呈する。
ウイスキー原酒は熟成により、樽毎に異なる風味に仕上がるものであり、最終的にはこのいくつかの樽の原酒を調合し、香味を整えてから度数40%程度まで加水し、瓶詰めされ出荷される。なお、ワインと異なり瓶詰め後に熟成が進むことはない。

■ウイスキーの種類(材料による分類)

■大麦麦芽のみを使用した個性の強い「モルト・ウイスキー」と、麦芽以外の穀物を主原料とした穏やかな性格の「グレーン・ウイスキー」に分けられる。そしてこの2種類をブレンドしたものが「ブレンデッド・ウイスキーで」ある。

1.モルト・ウイスキー

大麦(barley)麦芽(malt)のみを原料とするもの。一般的に、単式蒸留釜で2回(ないし3回)蒸留する。少量生産に適合的で、伝統的な製法。もっとも、大量生産や品質の安定が難しい。

2.グレーン・ウイスキー

トウモロコシ、ライ麦、小麦など麦芽以外の穀物(grain)を主原料にするもの。連続式蒸留機による蒸留を経るため、モルトウイスキーに較べ香味に乏しく、通常はブレンデッドウイスキーに加えられ、風味を和らげる。しかし高級モルトウイスキー同様の長期熟成を行ったシングル・グレーンの最終商品も稀少ながら発売されている。

3.ブレンデッド・ウイスキー

モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーをブレンドしたもの。大量生産や品質の安定に適合的。

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